歌人の石川啄木が「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」と詠んだように、地元を離れて暮らす方の中には、地元の言葉が時折懐かしくなるという方がいるかもしれません。また遠方に旅に出れば、その土地の言葉を聞いて遠くに来た実感を覚えることがあります。
このように、方言の響きはその地域を連想させるものですが、音として聞くばかりでなく、時には看板など文字として見かけることがあります。本書では著者が各地で見つけた色々な方言の看板を集めてみました。観光客受けを狙ったものから、書き手が方言と意識していないと思われるものまで、画像と文章でご紹介しています。
2023年8月 コミックマーケット102 (C102) にて初頒布。
A5/フルカラー/20P(通算12作目)